40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

【ユーロ/円】 対ドルでユーロ安進行も、ユーロ/円は膠着

発行済 2013-05-21 09:20
更新済 2023-07-09 19:32

ユーロ/円相場は、131~133円水準で揉み合う展開に。対円市場では円安傾向が持続しているが、対ユーロでは特に明確な方向性を打ち出せておらず、ポジション調整中心の小動きに終始している。欧州経済の先行き不透明感が蒸し返されていることに加え、対ドルでユーロ安が進行していることが、ユーロ/円相場の上値を圧迫している模様だ。ただ、円安基調そのものを否定するレベルには至っておらず、年初来高値圏で膠着気味の相場展開になっている。

5月16日に発表されたユーロ圏1~3月期国内総生産(GDP)は前期比-0.2%となり、これで6四半期連続のマイナス成長となった。市場予測通りの結果と言えるが、景気減速の波がドイツなどの中核国にも及んでいることが確認されており、欧州経済の先行き不透明感が蒸し返されている。14日に発表された5月独ZEW景況感指数も、市場予測40.0に対して36.4に留まっており、低調な欧州経済指標が改めてユーロの上値を圧迫している。欧州中央銀行(ECB)は今月に0.25%の利下げに踏み切っているが、追加政策対応を迫られるリスクが警戒される。欧州委員会のタヤーニ委員などからは、通貨安誘導の必要性に言及する発言も聞かれるなど、ユーロの上値が圧迫され易くなっている。対ドルではユーロの上値が重い展開が続くことになるだろう。

もっとも、対円市場ではユーロの下振れリスクは限定的とみている。22日の日本銀行・金融政策決定会合では特に新たな緩和策などは打ち出されない見通しだが、着実に緩和政策が実行に移される限り、円が大きく上昇する環境にはない。弱さ比べからユーロ/円は膠着気味の展開になっているが、緩やかなペースでの押し目買い基調は維持されると考えている。

今後1週間の予想レンジは、130.00~134.00円。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます